「THE ABSOLUTE」。そこには絶対的な存在や哲学、神という意味があり、絶対的な自信を持って「CHOICE」されたのが本作“THE ABSOLUTE CHOICE”である。
待望の第8弾は、ドイツはTHE WHISKY AGENCYより、代表のカーステン・エルーリッヒと共に厳選された、1810年創業のグレンバーギ蒸溜所の1樽。ボトラーズブランドからリリースされる同蒸溜所の1995年蒸溜原酒には20年以上の中期熟成に差し掛かってから、フルーティな香味を顕著に感じられるボトルも多く、愛好家の間では信頼度が非常に高いスペックと言えるだろう。そこから更に熟成を経た27年熟成は期待値を超えるクオリティで即決に至った、まさに“導かれし1樽”であったことは言うまでもない。グレンバーギ本来のフルーティな香味。その個性が、25年の大台を超える長期熟成による化学反応で、より豊かに引き上げられたとも言うべく珠玉の1本。
【テイステングノート】
香り:トップノートはバニラとホワイトペッパー、甘やかでスパイシー。間もなく、洋梨やマンゴーのシャーベット。奥から白檀のウッディなスパイス。
味わい:ネクター、熟したオレンジやピーチクリーム、メロンソーダ、ミラベル、アプリコットブランデー。後からレモンバームや乾燥茶葉、蜂蜜、蜜蝋。ややオイリーでワクシーなボディ。
フィニッシュ:鼻孔を抜ける、黄桃、パッションフルーツ、グァヴァ等のトロピカルフルーツが印象的。マスカット、スイカやミント、白い花、柑橘皮の苦み、ハニーマスタードやジンジャーが優しく長く続く。