スコットランドで最も小さな蒸留所の一つと言われる蒸留所・ストラスアーン。現在まで続くスコットランドのクラフト蒸留所ブームの先駆けともいえる存在であり、当時の規制を打ち破って2013年、ハイランド地方で設立されました。
6年後の2019年にダグラスレイン社が買収、同年「BATCH 001」をリリース。2022年には200mlのニューメイクを発売しましたが、ようやくダグラスレイン社が蒸留した原酒を含むシングルモルトとして、ファーストリリースを迎えることとなりました。
一日に一樽分しかニューメイクを生産できないという非常に小さなクラフト蒸留所であるため、今回のファーストリリースも全世界でわずか32樽分のみ。
前オーナー時代に蒸留されたものとオーナーがダグラスレイン社に変わってからのもの両方が使われており、EXバーボン樽、バージンオーク樽、EXシェリーオーク樽の3種で熟成された原酒がアルコール度数50度でボトリングされています。
アルコール度数ではなく職人が目視でハンドカットしたり、稀少で高価な英国産マリスオッター麦芽のみを使用したりするなど品質にかける情熱は生半可なものではなく、満を持してのリリースとなります。
現状では他の蒸留所のようなスタンダードの定番商品を作る生産量がなく、しばらくはファーストリリースと同じバッチ生産が続いていくようです。常時在庫のある商品ではなく、1年に一度入荷する予定となりますので、お見逃しのないようお願いいたします。